2018年 04月 17日
中平卓馬「氾濫」※会期終了
Will Sweeney に続いては
Case Tokyoにて中平卓馬の「氾濫」
40年前のインスタントレーションの再現だそう。
どこまでもドライで 湿度さえもがソリッドに写し出されている。
森山大道と親交があった…
てのも さもありなん、と言った感じ。
被写体は極めて日常的なものが多く、
そうでなくても 特別珍しいものでは無いのに
全く異質の、間違って写り込んだもののように見せるのは
やはり中平卓馬が見つめる世界の独自性でしょうか。
例えカメラのスキルが身についたとしても
同じ様には取れないでしょう。(あたりまえ)
しかし前回の鈴木理策の時にも感じましたが、
こちらの展示はテクニカルと言うか
かなり真摯に写真と向き合って それなりの教養が無いと
(他のところではそれが必要ない、と言うのでもないけれど)
なかなかに難解に感じます。
そもそも論として僕には
カメラは 覗いて・押して・現像
くらいのスキルしか無いのが問題なのでしょうけれども…
by tspacemen
| 2018-04-17 08:25
| art
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