R.I.P. Jaki Liebezeit

僕の中で彼を超えるドラマーはもう現れないかもしれない。

ほんとに半分マシーンであったなら、なんて。


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昨年から訃報が続きます。

ジャーマンロックバンド CAN のドラマーであり
超絶緻密で正確なテクニックにより
数々のプロジェクトでその存在感を発揮した
ヤキ・リーベツァイト。


1/22に家族に見守られながらお亡くなりになったそうです。




カンの 3rd アルバム「TAGO MAGO」
が彼のドラミングとの最初の出会いですが
淡々としていながら極めてユニーク、
20分にも及ぼうかと言うような長い曲であっても全くブレないスタイルは
ダモ鈴木のヘンテコボイスと並んで極めて印象に残り
このバンドに傾倒することとなった。


Can - Oh Yeah



Can - Mashroom



ピストルズ経由で自然と聞くようになった P.I.L、
その初期ベーシスト、ジャー・ウーブルは
マイベストベーシストの一角ですが
同じくカンのホルガー・シューカイの3人による
「FULL CIRCLE」中の
“how much are they”は何回リピートしたか分からない。


Holger Czukay, Jah Wobble, Jaki Liebezeit - Full Circle

(Joy Division のイアン・カーティスに捧げられた曲でもある)


ホルガー・シューカイ最高の曲は、月並みながら
ペルシアン・ラブだと思っていますが
そのドラムもヤキによるもの。


Holger Czukay - Persian Love



ロックを聴くようになったきっかけ、
プライマル・スクリームにも客演した事がある。(はず)
Vanishing Point のスモーキーなダブと
ケヴィン・シールズ風味にむせ返りそうなこの一曲。(たしか)


Primal Scream - MBV Arkestra (If They Move Kill 'Em)



本当に好きなドラマーでした。

ご冥福をお祈り致します。



by tspacemen | 2017-01-24 02:06 | music | Comments(0)

雑記

by 鈴木 健郎