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穏やかに夜

秋ってもっとひっそりとやって来るもんだと記憶していましたが、
どうでしょう今日の日が陰ってからの涼しさは。

毎年忘れてしまっているだけで、
こんな風にしていつも夏は終わっていくんだったっけかな。


どうだったろう。




季節の変わり目のせいだけではないかと思いますが
若干ナーバスな気分でレコード店に行ったら
全くアグレッシブな音楽に手が伸びない事に気が付きまして、
少し気分が乗ってたら間違いなく買って帰るであろうあれこれを看過して
先週からずーっとプレイヤーに入りっぱなしなのがこれ。


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Spangle Call Lilli Line - Nanae


日本の女性ボーカル・ポストロックバンド、
スパングル・コール・リリ・ラインのセカンドアルバム。

これのみを買ってきた辺り
結構くたびれているのかも。




少しとろみのある水の流れ
って言うのが大坪加奈のヴォーカルの印象。

伸びやかに透明感がある

けれども、
清流のように たえず通り過ぎるでもなく
たゆたい、淀み
もったりとなぞるような感覚。


このアルバムのサウンドに含まれる “間” と(心地の良い) “不足” が
自分の心のすきまとはまり合って
その上を歌声がトリートして行く。


やっぱ疲れているようです。




抽象的
または言語の問題で理解できない
と言うのは
エゴセントリックな僕にとって とてもありがたい歌詞の在り方なのですが

(誰某の恨み辛みに共感できるだけの余裕も無いし、
はっきりと語られた内容に迎合できるほど 素直でも無い)

深読みするだけムダなリリックもまた好きなところ。


恐らくはなんらかの情景を浮かべつつ書いているのでしょうけれど
ここまで解体出来るのはすごい事だ。

「安寧 かがむ由来 ツナにたたむ灰」???




Spangle Call Lilli Line - E



Spangle Call Lilli Line - Veek



秋風にメロウさを添加して
平穏を装いたい夜…


by tspacemen | 2015-08-25 02:20 | music | Comments(0)
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