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Deerhunter - Monomania-

CD、レコードもそれこそ毎週のように増えて行くのですが
これがなかなかに記事にできません。

何せ形の無いものを伝えるのは労力がいる…
(一時ライターに憧れてもいましたが
その道は閉ざして然るべき、ですな)




Summer Sonic
Hostess Club Weekender x 4AD
(だったと思う)
で2度ライブを体験している
アメリカ、アトランタのバンド、
ディアハンターの現在のところの最新作
「monomania」
やっと購入。




ノイズポップ、シューゲイズ、サイケデリックの範疇で語られることの多いバンド
て事で ようは


好みど真ん中


と言うわけです。




元々はシューゲイザーやアンビエントのバンドを数多く輩出
(と言うのも ここを足掛かりに、大手レーベルへ移籍するアーティストが多いため)
してきたkrankyよりリリースした
「Cryptograms」
が話題となり、知名度を上げて行く。




余談ですが、
好きなアーティストの一人に
元Dirty ProjectorsのWhite RainbowことAdam Forknerがいますが
彼もまたここに籍を置くアーティストの一人。
(こちらでも軽く触れています)




話は戻ってディアハンター

4ADよりリリース (Krankyとの連名で) された3rdアルバム


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「Microcastle」
にて多くのファンを獲得。
多くの音楽誌の年間ベストに選出され、
いよいよメジャーにも受け入れられたインディーバンドに。

本作における メランコリックで予想だにしない曲展開
独創的なギター同志の絡みや
クラウトロックを彷彿とさせるリズムは見事としか言いようが無い。


サマソニでのライブでは このアルバムの重要なナンバー、
“Nothing Ever Happened”の間奏に
パティ・スミスの名曲 “Horses” の詩を乗せていて
それはそれは興奮したのを覚えています。

曲間のチューニングでは ディレイのタイムをめいっぱい引っ張って
絶え間の無いサイケデリアを発散していたな。


Deerhunter -Nothing Ever Happened





続く「Halcyon Digest」


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前作の、桃源郷を外界から護るリヴァーヴの香の中にふと
いるはずの無いストレンジャーが紛れ込んでしまった と言う様な
それぞれ別の世界に存在していた

Deerhunter /
Vo. Bradford CoxのAtlas Sound /
G. Lockett PundtのLotus Plaza

の境界が極めて曖昧に、
そして密接にお互いに干渉し合う様になった一枚と僕は捉えている。

(思い出すのはファイナルファンタジー5の第三世界)




で、今作モノマニア。
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#3を除いて全て 作詞作曲はヴォーカルのブラッドフォード・コックスによる。

彼はソロでの活動含め
かなり多様かつ多作な曲を書ける、非常に才能あるソングライターだと思います。

(#3はロケット・パントが作詞作曲しています。
ディアハンターでは一歩引いたイメージがあるものの、
穏やかで 徐々に開けて行く様なメロディアスな曲作りは
その手腕によるものか。

前述マイクロキャッスルの曲の多くは彼のレコーディング)


ローファイでトラッシュなサウンドが多く、
場末感漂う 少し危険なオールド・ブルースロックの現代モード。
(オールド…現代。矛盾していますが…)

または70年代ニューヨークパンクの忍者タートルズが
下水道から這い上がって来た様な。




(わけわからん)




でもこの形容しようの無い特異性こそに
彼らを評価たらしめる要素があると思うのです。




奇妙な人々への賛歌の数々。

自己の異常性の肯定?
あるいは…


彼らの偏執 (マニア) の単一 (モノ) の対象とは一体何なのだろう。




“自分自身でいる事”
かも知れない。


Deerhunter -Sleepwalking

by tspacemen | 2015-03-11 01:51 | music | Comments(0)
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