The Brian Jonestown Massacre - Revelation

どうやらRecord Store Dayのアイテムは
今年も日本に入荷しなかったらしいBrian Jonestown Massacre

メインストリームからの無視のされっぷりとは裏腹に
世界各国に数多くのコアなファンを持っているよう。


ほんと、何度も掘り返してしまうけれど
Tokyo Rocks、開催して欲しかったな。
(多分再来日が叶う日まで言い続ける)




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そして先日
2012年にリリースされたAufhebenより二年、
待望の最新作「Revelation」が発売されました。
リリース元は今回もA Recordingsより。

ジャケットアートが何ともシュルレアリスムかつサイケデリック。
誰によるものなんだろう?


前作アウフーベンでは結成時のオリジナルメンバー、マット・ハリウッドや
スペースメン3近辺、
そしてフリー・ラブ・ベイビーズでの活動で知られるウィル・カラザース (ウィリー) などが復帰し、
このままの調子で初期、中期の面々が戻ってくるかな と思っていましたが

今作レベレイションに参加したオリジナルメンバーは
リッキー・マイミただ一人のみ。
彼も上記フリー・ラブ・ベイビーズや
元モーニング・アフター・ガールズのメンバーによるサイケデリック・シューゲイザーデュオ
ブラック・ライダーへの客演など
この界隈によく顔を出しています。


その他のメンバーは
多くのインディー、オルタナティブバンドへ ドラムでの客演をしているらしいDino Karlis

(多分)デッド・スケルトンズのRyan Van Kriedt

シーザースやテディーベアーズのメンバー (いずれも初めて聞いたバンド) である、
スウェーデンのミュージシャン、Joakim Ahlund。


共同プロデューサーは ここのところずっと名を連ねているFabien Leseure。

BJM同様にA Recordingsに所属するジ・オルタレッド・アワーズのプロデュースや
アイルランド出身のマルチインストゥルメンタリスト、ニナ・ハインズ
(ここで名前を聞こうとは!)
の作品へのヴォーカルでの参加などをしている人の様ですが、
BJM=アントン・ニューコムとの仕事以上に目立った物はないみたい。




無国籍化の進むメンツで制作された今作。

「マイ・ブラッディ・アンダーグラウンド」以降、
“サイケデリック・ロック”の定義を常に書き換える様な
斬新なアプローチをして来た彼ら (て言うか彼) ですが
この作品を通して感じたのは、その長いキャリア・様々な挑戦の収束。


極初期のシューゲイズ、そして一気に時代を遡ったアシッドフォーク、
インダストリアルの硬質さ、摩訶不思議な秘教趣味。

BJMと言えば?と聞かれれば浮かぶ、
あのよろよろとしたギターリフ (待ってた!) 、
その後ろを刻むアコースティックなリズムギターと言った、かつてのトレードマークに
エクスペリメンタルであったり、神秘的なシーケンスが彩りを加え
さらに年齢のせいか暫く聞けなかった アントンの高い歌声も戻り
それらが渾然一体となった、


「これがブライアン・ジョーンズタウン・マサカー」


と言う内容に仕上がっています。




派手さや真新しさはありませんが、
過去の全ての作品の良さを内包した今作。
(とは言えダブ的なリズムを取り入れた#10 First Full Of Beesの様に、
他の曲にすっかり馴染んていながらも新しい一面も見られる)

これは停滞では無く、
むしろたどり着いた 進化の一つの理想的な見本。




The Brian Jonestown Massacre、
歩を進める事を決してやめない 現在最高のバンドの一つだと思う。




BJM - Vad Hände Med Dem ?


BJM - Memory Camp

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by tspacemen | 2014-06-07 16:19 | music | Comments(0)
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