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100 HEAD PIECES KATUYA KAMO

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ラフォーレミュージアムにて開催中の
「100 HEAD PIECES KATUYA KAMO」
を見に行ってきました。

シャネル、コムデギャルソン、アンダーカバーなどの仕事で有名な氏ですが
その実物を間近で見られる機会は本当に貴重。

ラフォーレミュージアムは嫌いですが、
見逃す手は無い。


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展示会場内は携帯電話での撮影のみ可、
となっておりましたが、
あっちこっちでパシャパシャと
作品を直接見るよりも
画面を通して見ている時間の方が長いのでは?
と言う位 皆様撮りまくっていましたね。

僕は何と無く、
自分の下手くそな写真で、しかも携帯のへっぽこ画質で作品を撮ってしまうと
本来の良さが損なわれる様に思えて
撮影可能でも気が引けて取らなかったりすることが多いのですが
こんなに近い距離で見られることも少ないので、
折角だから…と…(←言い訳がましい)

上の写真は入ってすぐの、加茂さん作成による
昆虫の標本やコラージュ、剥製を収めたボックスです。

ブルータスだったかな…
で 自宅の様子を取り上げられていた時に飾られていた物もありましたので
そのまま持ってきたのだと思います。

シュルレアリスムに通じる、奇妙な面白さのある美しさ。


続いて進むと
作業部屋をそのまま再現したかの様な一角がありまして、
作品の制作過程を纏めたスクラップブックを自由に見ることができます。

壁に子供の絵や、スケジュール表などが貼られていて
クスりとさせられたり、
大手メゾンの打ち合わせ同士の期間の短さにゾッとしたり…


僕は土曜日に足を運んでみましたが
運良くご本人が撮影をされていまして。

膨大な量のヘッドピースからチョイスし
ブースで撮影、その場でチェックして
(写真を見るや否や、これはここが伝えたい・見せたいところだから
上の空間をもっと作って。とか
奥行きを大切にしたいから向きはもっと付けて。とか
作品を一枚の写真として残すための
1番美しい構図を瞬時に伝えていらしたのが印象的)
また次の物を。と言う作業を繰り返していらっしゃいました。

プロの現場を垣間見れてその意識の高さに ただただ感心しきり…


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ヘッドピースは
ショーでは非常にアイコニックだったものから
何にも使用されていない未発表のものまで。


意外に思ったのは
その多くがクラフト紙や、日常普通に手に入る素材を使用し、
作成されていたこと。

ショーまでのタームが
その要求されるクリエイティビティと型数に対して短い事も理由の一つかも分かりませんが、
あまりにも「作り手がいる」事を意識させされ
圧倒される様な美しさと 溢れ出る想像力がありありと感じられました。

陳腐だけど、すごい。




人とすれ違うのにも苦労したり、
他人の会話や撮影音などで騒々しかった事は残念ですが
原宿のド真ん中で 多くの人に
世界から求められるクリエイションを体験できる機会を作った事は
すごく良かったんじゃないでしょうか。

ファッションを志す学生さんたちも
この場所であればカジュアルに入る事ができるし。


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最後に物販でまんまと展示録を購入して。





純粋に 美しい、驚異的なものを作りたいと思うなら
まず 何のためのものなのか、と言う枠組みを取り払って
こう有るべきと言う既成概念も押しやって
そして着手しないとダメですね。

学生の頃に見たかったなあ。この展示会。


仕事となれば自分のエゴだけでものを作る事はできませんが、
創造する、と言う作業はいつでも忘れてはいけません。
by tspacemen | 2013-11-17 23:18 | art | Comments(0)
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