カテゴリ:cinema( 7 )

ファンタスティック・プラネットとデジタル世代

上司に

「ポケモンGOやってんの?」

って聞かれて

「いや、もうやって無いっす。飽きました。」

って答えていた後輩が昼休み
ポケモンを求めて職場の周りを徘徊していること

僕は知っている。




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僕も植物を育てているから分かりますが
兎にも角にも別の生き物を捕獲・育成するのは面白いもので、
それはドラーグ族も同じようです。

ずっと欲しかった ファンタスティック・プラネットのDVD
ようやく購入。


10年くらい前にレンタルして見たのが最初だったかと思いますが、
シュールな世界観にサイケデリックなサウンドと描写。

非常に衝撃を受けた覚えが。


以来
そのうち…と思っていたところ 今年に入って再販、
トドメにBrain Dead のTシャツのネタになって
晴れてお買い上げ〜となりました。


ちなみに今回はなんと2800円とリーズナブル。

今なら短編「かたつむり」も収録でお得感満載ですよ奥様。




ストーリーやメタファー考察については、
検索して頂ければソレについて詳しい方の記事がたくさん読めますので
謹んで丸投げさせて頂くとして、
ともかくアニメが好きではない人にも一度は見て頂きたい作品。


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(画像はフイナムより)


そういやアニメ関連のファッションの話題では
Nexus VII x 平田弘史 (映画AKIRAの題字を書いたひと)
が先週末リリースされましたね。

ロンTが結構欲しい。
そんでもってアキラもDVD買わねば。




帰り道とか、
親子でモンスターボールを投げている様子をよく見かけますが
ほっこりしつつも不思議な感じ…

鳴いているセミや、木陰で横になる猫とかには全く無関心なんだもの。


なんかジェネレーションギャップ、
始まっているなぁ…


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by tspacemen | 2016-07-27 09:17 | cinema | Comments(0)

アレックス青春三部作

Leos Caraxの映画はホーリー・モーターズ以外に見たことが無かったのですが
それが何かつかえのように心に残っていて、
他の映画も見てみたいな
とずっと思っていたところに、ブックオフ。


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本だけじゃ無いんだね、ブックオフ。


レオス・カラックス監督の初の長編
「Boy Meets Girls」

初のカラー作品となった2作目
「汚れた血」

そして主演を前作のままに撮影された3作目
「ポンヌフの恋人」


3作品通じて主演したドニ・ラヴァンの役名をとって

“アレックス青春三部作”

と呼ばれているこれらのボックスセットをめっけました。




映画について何かを話せるほど観てもいないし、
そこに含まれるメタファーに気が付けるほど聡くも無いので


(それは本にしてみたってそうで、
たくさん読むわりに 含まれている事の半分も読み解けていないと思う。
たまにそれについての考察を見かけたりすると、
どれだけ自分が表面的な読み方をしているか
ちょっと悲しくなるほど。

まあ、
楽しみ方は人それぞれと言うことで…)


内容についてどうこう、と言うのは
そこに長けた方にお譲りさせて頂いて
3本を観終わって、
同一人物であれ別の人物であれ

(あるいはカラックスのペルソナとしての)
“アレックス”

の旅の終着が垣間見えてよかったです。




我々男性的目線で観たら 恥ずかしいほどに、
余りにも青い10代の終わり


自分が思うほどに大人になり切れぬまま
生き方にも恋愛にも
不器用な熱量を発散した20代


そしてその最終章には
たとえ境遇や環境に違いや変化が起こっても
こころに残る記憶や温もりは そのままあり続ける
と言う 前向きな答えとも取れるラスト。




はっきり言って、


独りもんの男が
ぶっ通しで見るもんじゃありませんでした…‼︎
(膝から崩れ落ちる)




カラックスの映画って

一悶着あって男女が反目して
でもやむなく同じ目標に向かって頑張るうちに打ち解けて
見事それを達成してブチュ〜、ハッピーエ〜ンド!


みたいな、


アンパンマンがどれだけ かびるんるんにカビカビにされられても
最後はア〜ンパ〜ンチ!でバイバイキーン!

になることが分かり切っている結末とは違って

心の描写がセンシティブだし
本人たちの実際的な、何らかの犠牲無くして 障害は越えさせてくれないし
セリフはやたらと詩的だし


まあ、
観ててもろもろ辛いですね。




しかし映像の美しさ、
狂気すれすれのストーリーを経ての衝撃的なラストには
鮮烈に残るなにかがある。
(そのなにかが何なのかはうまく表現できないけれど)

音楽では全てに共通してデヴィッド・ボウイの曲が使われていて、
僕は空前のボウイナイト開催中。
(デッド・ケネディーズとイギー・ポップも少々)


これは続く長編「Pola X」も観てみよう。




しかし汚れた血でのジュリエット・ピノシュが可愛すぎて…

前髪の短い女性を見かけると、
息で髪を吹き上げたりしないかな? とか
半ば期待してしまったり…




多分吹き上げられたら惚れると思う。
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by tspacemen | 2015-05-09 10:55 | cinema | Comments(0)

ちょっと違うんじゃないかしら?

そう囁くんでゲスよ、あっしのゴーストが。





攻殻機動隊が実写化されるみたいですね。

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主人公 草薙素子にはスカーレット・ヨハンソン。

ん〜!


別に日本人が主役でないことには ちいとも不満はありませんが
スカーレット・ヨハンソンかなぁ…


まあ大変失礼ながら
“あえて目立たない”
という点においては適役でしょうか?

これが悶絶するほどの美女だったりとかしたら
たぶんいろいろ支障が出ます。
目立ってしまいますので。

(思えばバイオハザードの時のシエンナ・ギロリーとか
かなりそれっぽかったですけれどね。)


個人的にはサイトーには渡辺謙。
ちょっと老けてるか…




せっかく映画化するのですから 変に原作を意識せず
(そうしてしまったものには あまり良いものがないように思える)
世界観、設定を好きに使って頂きたいです。

その方が 日本人が監督して
ルックスばかりの中途半端な映画になるより全然楽しめる。




ドリームワークス、期待してるぞ〜
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by tspacemen | 2015-01-08 01:15 | cinema | Comments(0)

The Last Baus

◯◯して初めての××


と言うのはいくつになっても鮮明な記憶として残り続けるものですが、
上京して初めて見に行った映画館は吉祥寺のバウスシアターでした。


当時は大量の学校の課題にバンドの練習にイベントの企画、お酒にと
お金にも時間にも全く余裕がありませんでしたが、
(それは今も同じか)
爆音映画祭にラインナップされていたパティ・スミスのドキュメンタリー
「Dream Of Life」
こそがそこで見た、最初の一本。


地元の商店街の脇にでもあったような佇まい
メジャーからインディーまで 見て見たいと思わせる上映作品の数々
前述の爆音映画祭などなど

「あって欲しかった映画館そのもの」

と言った場所でありましたが
残念ながら5月いっぱいをもって閉館との事。

吉祥寺が地元でも、常連でも無かった僕ですが
これは非常に悲しいです。




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そして4月後半からラストバウスと題打っての企画が行われています。

幾つか見たい映画もあるので、
無理をしてでも足を運んでみよう。




これでまた吉祥寺を訪れる理由が一つ減ってしまったな。
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by tspacemen | 2014-05-02 00:26 | cinema | Comments(0)

ビートニク映画祭にて「キャンディ・マウンテン」

昨日に引き続き 残り一回分のチケットでビートニク。


昨日の「チャパクア」では撮影を担当していた写真家、ロバート・フランクと
ルディ・ワーリィッツァー二名の監督による
「キャンディ・マウンテン」
を見た。

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かつて売れないバンドマンとして活動していた主人公が
ひょんな事から伝説のギター製作者の存在を聞きつけ、
自らの成功、金の為に彼を探す旅に出ると言ったロードムービー。


まず何がすごいって出てくる大概の人間がろくでなし。

The Clashのジョー・ストラマー扮するギタリストは
主人公のギターを借りパクした挙句
取り戻しにきた彼に銃を突きつけて脅し、
ギターの代わりに ただ働きのステージミュージシャンの仕事を押し付ける。

そのステージのメインボーカリスト(トム・ウェイツ)とその取り巻きは ビジネスの成功しか頭に無く
消息を絶った伝説のギタービルダーを金の為に探し求める。

共に旅に出ようと連れ出した彼女は早々にゴネ出し、
ハイウェイのガソリンスタンドで彼の車を奪って消えてしまう。

それを一部始終見ていたおやじは
唯一の手がかりであったビルダーの弟の家へと彼を連れて行ってくれるが
それは哀れみからでは無く、しっかりと金をふんだくる。

そのビルダーの弟も弟で、
兄が住む家の住所と引き換えに車を一台売りつけ…


と、出る人出る人が主人公から金を 車をむしり取ってゆく。
中盤以降になるとこっちも慣れてしまって、
むしろ善意の人間が現れる事に驚くほどだ。


そもそも主人公自体、
気に入らない仕事をその場で辞めてしまったり
ビルダーの知り合いを騙って 彼の捜索の為の手付金を手に入れているなど
よほどダメな奴なのだけれど。




何かを利用して目指すものへ近道しようとしたり
安直な考えで行動したりした所で
本当に到達したい場所へは容易に辿り着けるものではない。

笑いの要素を多く盛り込んでいながら
物事の本質を鋭く突いた作品であったように思います。


そして時として現れる 助けの手を差し伸べてくれる人々に対する主人公の態度は
利用しようとする他の人達へのそれとは異なり
とても真摯でピュア。

暖かいアクションには、同じく暖かいアクションが返ってくるものだな、やはり。




心無しか普段の自分とは歩き方が違う気がしますが、
これは絶対映画の影響だ!

いずれも印象深い、良い作品でした。




ビートニク映画祭は28日まで各日プログラムを変えて開催中。

ドラマチックな事なんて無くても
日常そのものが美しく、意味のある物なのだと宣言した ビートの世界に
この機会に触れて見みてはいかがでしょう?
(よし、まとまったかな?)
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by tspacemen | 2014-03-23 23:54 | cinema | Comments(0)

ビートニク映画祭にて「キング・オブ・ザ・ビート」「チャパクア」

オーディトリウム渋谷にて22日より28日まで開催中の
「ビートニク映画祭」
に行ってきました。


ビートに所縁のある映画が上映されるこの催し
三本券を購入し、今日僕が見たのは


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ジャック・ケルアックの人物像と人生に焦点を当て
アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズ他
共に名も無き人々の声や生活をありありと世界に伝えた 盟友達のインタビューや
珍しく本人達よりもハンサム“では無い”俳優によるイメージ映像
本人による朗読によって構成された
日本初公開の
「ジャック・ケルアック / キング・オブ・ザ・ビート」


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コンラッド・ルークス監督、脚本
写真家ロバート・フランク撮影

酒とドラックに溺れてしまった男が  更生施設で体験する幻視的なフラッシュバック体験を
ちょっとシュールな世界観で描き出した
ルークスの初監督作品
「チャパクア」




前者は 後年のバランスを崩し、落ちぶれて
母親べったりのアル中となった様子が取り上げられる事の多い ケルアックのドキュメンタリーにおいて
彼が何故そうなるに至ったのかを きちんと彼の人間性を交えて割とフェアに語られており、
知人たちの親身で  いたわりのある好意的な意見が多く聞けます。

ニール・キャサディ=ディーン・モリアーティと混同され
凄まじい熱量を放出する人物と思われがちな彼の
サル・パラダイスとしての穏やかで、
周りに対しての愛情や憧れ、尊敬を忘れなかった姿が想像できました。




後者はロバート・フランクによる映像がめちゃくちゃにかっこ良く
さらに音楽製作のラヴィ・シャンカルによる、
クラシック〜ジャズ〜アヴァン・サイケ meets シタール及びインド古典楽器
と言った楽曲がとてもツボ。

破綻しちゃっている人の、破綻しちゃっている様子が冒頭からずっと続くので、
ストーリー  フラッシュバックしまくりで
ダメな人にはダメな映画だと思います。

結構笑えるシーンが多かったように感じたのですが、
皆様まじめに見ていらしたのでグッと我慢。

DVD欲しいなあ何て思って探してみたら…




キング・オブ〜の冒頭で
インタビュアーとケルアックのやり取りがとても印象的だったのでここに残しておきます。




「ビートをどう定義する?」




「共鳴する事」




新しい渦が生まれ辛い理由の一つに
そして現代の ネガティヴに語られる多くの事象の起こった原因の一つに

自身の意見を発散し また逆に他人の思想を吸い上げる「対話」
かけがえの無い体験の「共有」の機会が減っていることが言えるのではないか、
と思った。

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by tspacemen | 2014-03-23 00:06 | cinema | Comments(0)

Leos carax 「Holy Motors」

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レオス・カラックスの最新作、
「ホーリーモーターズ」を見て来ました。


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しかし近いのに
吉祥寺バウスシアターは
パティ・スミスのドキュメンタリー映画、
「Dream Of Life」を見て以来。
あまり映画館で見る習慣がありません。
映画、好きだけど…


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今回もレイトショーだったので近くのフレッシュネスで夕食。
揚げ物久しぶりだったのでめちゃうまでした。




映画はと言うと、すごく面白かった。
様々な映画へのオマージュがちりばめられていて
それに気付けるとにやにやしてしまいます。

内容についてはまだ見ていない方もいると思うので触れませんが
僕は 生き方、個人個人のつながり、自分でいる事の意味...
そんな事について考えさせられました。


これは宣伝でも言われているので 大丈夫かなと思うんですけど
主人公は一日の間にいくつもの人格=人生を渡り歩く男。
「自分以外の他人を体験する事」
と言うのは誰しも一度は夢想することですが
実際にやるにはかなりタフそうですね...



でも僕ももう一つくらい何かをしてみたいなあ。
仕事はもちろん大好きだけど、
そればかりじゃなんだかもったいない。

まだ (ギリ) 若いんだし、色々な事に本気で挑戦してみても良いんじゃなかろうか。





こと音楽にしてみても

もともとプライベートな趣味であった
ベッドルームミュージックはもはや 個人的な楽しみの枠を超え、
トロイモアやウォッシュドアウト等ビッグネームを排出するに至っている昨今。

強引に言ってしまえば、
何かしらの仕事を持ちながら音楽家をやる事も可能なわけで。

(日本人にしてNot Not Funに所属するに至った
宅録おねいちゃんサファイアスロウズの例もあるし、
往年のグランジバンド、
マッドハニーも普段は定職についていたはず)

インターネットの普及によって
地域性があまり意味を持たなくなった現代であればこその可能性も
そこかしこに広がっている…行動さえすれば。




映画に影響されて
井の頭公園を歩くカップルたちを見かけては
本当に本当のカップルなのか、
と訝しがりながら帰宅。

同時に
引越しが終わったら機材を揃える、俺もやったる
と心に誓いながら…




PS
カイリー・ミノーグって大嫌いだったけど、
これ見てちょっと好きになりました。
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by tspacemen | 2013-06-16 04:09 | cinema | Comments(0)