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五木田智央 「Holy Cow」展

余裕を持って宿題をやりなさい。




家を出る30分前には準備を終わらせなさい。




10分前には到着しなさい。







いつになったら身に付くんだろ…?


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行こう行こうと思っていた
五木田智央の展示、「Holy Cow」
会期最終日の 4/15にギリギリで見に行けました。

危なっ。


海外でも人気が高かったり、
僕自身が Tacoma Fuji Records のTシャツ欲しかったりで
(多数のグラフィックを提供している)
めちゃめちゃ気になっているイラストレーターのひとり。


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作風はモノクロームの重厚で肉っぽいリアリティがある立体感に
大胆な白を配したり、
虚空 (個人的にはサイケ的世界と思う) が急に現れたり、
マンガ的要素をくっ付けたり

シュルレアリスム…
と言ったら独特の軽妙さが損なわれてしまうかも知れないけれど
そう言った雰囲気あります。
(以前の作品はシュルレアリスムぽさが強い)


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植物っぽい 何か

家族写真ぽい やつ

超ありきたり風と見せかけて、全く訳がわからない面白さ。


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モンロー みたいな人
の顔には亜空間。

うっかり、ぽっかり感がすごくスキ。


なんと言うか、
空間の生み出し方がすごいんですよね。

もうほんと、喋るなって感じの感想ですけど。


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長州みたいな虚無を抱えた人
同じくレスラーっぽいバスキア的顔面の人

に挟まれたアメリカの良心的なおばさん。

シュール…


どれもモノクロのグラデーションが美しい。





良いわあ良いわあしていたら
会場にご本人登場。

最終日はサイン会が開かれるとの事で…


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しっかり図録を購入し サインを頂いた上
図々しくも写真を撮らせていただきました。

あまりの事に 僕の視線が虚無を向いています。

図々しさついでに握手もしていただけばよかったなー


とっても気さくで 気持ちの良い方でした。
こんなかっこいいおやじになりたい。




作品を見られた事と ご本人に会えた事で非現実感でふわふわした1日でした。

あながちキワキワまでならないと行動しないのも悪くない…
とかサインを見つめながら思ったりしておる夜なのでした。


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by tspacemen | 2017-04-17 23:25 | art | Comments(0)

DAN FLAVIN

土曜日。

ハンバーガーで腹パンになった後は
エスパス ルイ・ヴィトン トーキョーで開催中の
ダン・フレイヴィン展へ。


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Dan Flavin の事は全く知らなかったのですが、
蛍光灯を使った作品の画像を見た際に
無機物を使っていながらどこか有機的で
人口物でありながらそれを超えて啓示的な雰囲気を感じて興味を持った次第でございます。


あと単純に光っていてきれいだから
女性と見に行っても小難しくなくって退屈させないかな…なんて。
(僕のアート感覚もかなり怪しいので難解でないほうがありがたい)


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塔のような、盾のレリーフのような、人のようなものから…


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某 銀河系の自由と正義の守護者の武器的なもの。

作品展数は7点と多くはないものの
(ヤン・ファーブルの時もそうでしたが)
抽象的で多分に想像の余地があるため、結構長い時間楽しめました。


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(と思うのですが、どうですか)

説明によると 2100時間で蛍光灯の使用限界が来て、
消滅するアートなんだとか。(確か)


なんて聞きますと

「えー、またメーカーに発注すれば良いんじゃないのお〜?」

と蛍光灯にメーカー名の印字が無いか探したくなってしまう
誠に残念な庶民感覚なのですが、
会場が薄暗く、光が強い事もあって うっかり超えちゃダメよラインを踏み越えてしまったり。


庶民感覚の度合いはさて置き
結構他の来場者の方も注意されていましたので
これから行ってみようと言う方はお気を付けください。



もっと空間を広く使用した作品もあるようですので
機会があれば見に行ってみたいなあ。

なんかオールドなサイバー感があって 良いんですよね。



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by tspacemen | 2017-02-08 22:58 | art | Comments(0)

ロバート・フランク ; ブックス アンド フィルムス,1947-2016 東京

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11/24まで東京藝術大学・陳列館にて開催中の
「Robert Frank ; Books and Films,1947-2016 in Tokyo」
へ行ってきました。


会期終了前の最後の休日という事で かなりの並びが出ており、
入場まで40分ほど。

舐めてた…


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まず二階から。
拡大印刷された写真が、収用本ごとにまとめて掲示。
奥には映像作品、中央机には本。




この人の切り取る、
当たり前の日常の中の “強く訴えかける瞬間”
の静かな雄弁さ。

極めて冷静な客観視と、同時に感じる暖かさ。




差別だったり、貧困だったりを映し出してもいながら
そこにはユーモアだったり、慈しみだったりが確かにあって
悲壮感のみに終わらないところがほんとうに素敵。


正直 名前くらいしか知りませんでしたが
写真集を買ってゆっくり眺めて見たくなりました。


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一階は大小様々なフレームを迷路状に設置し、
そこにカラー写真、メッセージ、映像などを配置した
部屋が丸ごとコラージュになっているような展示。


バラエティに富んだ内容となっており、
友人やビートニク達を被写体にしていたり
ハエの死骸とスイミングをする人を対比させていたり。
(説明しがたいけれど、なんか似ていて笑える)


アレン・ギンズバーグの詩の朗読なんかもあって、
英語が理解できたらもっと楽しめるんだろうな。


とか、
よりパーソナルなロバート・フランク像が垣間見えます。


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天井から本が吊り下げられた部屋。

一通り読み終わってから気がつきましたが
これ結構 図的に面白いですよね。

ちょっと滑稽…
どんな意図なんだろ?


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階段 踊り場の壁には
ストーンズ不朽の名作、「メインストリートのならず者」
に関する映像作品。

これも彼の仕事だったのか。


時間がなかったので
(ミック イケメンだな…)
くらいの感想に…。

ゆっくり見たかったな〜




いずれも本人の書なのか、
英文のメッセージと それの和訳が書き込まれていましたが、その中の


“忘れたくない”


の言葉に
何かとても強いものを感じました。




そう
何かを体験した時の驚きや感動、
衝撃や喜び。

彼のみならず
著名な写真家の作品を見て伝わるのは その瞬間その場の空気だけではなく
目撃者としての彼らの 心の動き だったりする。


(そして僕がここにどうでも良い事を書いているのもひとつ、
忘れていってしまう事への抵抗 だったりする。
永遠の記憶への欲求。)




館内は自由に撮影できますが
忘れたくない、本当に心に響いたものは
あえて撮らなくても残るものだと思って 様子だけを。


とかかっこつけず撮っときゃよかったよね。実際。




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すっかり暗くなった帰り道、
上野公園の桜並木にはイルミネーション。

もうそんな時期ですね。

カップルがキャッキャしとりました。


僕はひとりでしたので
そそくさと退散…






とても濃い内容、展示数で
期間が短いのがもったいない。
(しかも無料ですよ奥さん?)


明日までですので、
もし時間のある方には 是非とも足を運んで頂きたいです。


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by tspacemen | 2016-11-23 20:02 | art | Comments(0)

Julian Opie展

その名前を知るよりも先に、
ブラーのベスト盤のジャケットで存在を知った
現代美術家のジュリアン・オピー。


簡略化・記号化された人物像がとても印象深いですが、
映像、スカルプチャーの製作もしていたとは知りませんでした。


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青山の Maho Kubota Gallery にて その新作の展示が開催中。

例の人が歩いているのを横から捉えた絵は
色ごとに素材を重ねて立体になっており
2次元と3次元の曖昧な中間。

意図するところは…?




映像作品は2種類。


動くものを一切排した風景
(アクリルに書かれており、バックライトが点灯しておらず、仄暗い)
と、その風景に本来あるべき 動きのあるものを音とともに流し出すアニメーションがセットになったもの。
(動画は明るく、逆に風景が無い)

ひとつの自然な視点が動と静に 丁寧に取り分けられている。

絵画を見たときに、そのフレームの外の世界や音を空想するのを
ひとつの作品がやってくれているような感じ?


もう1つは何かの移動手段にまつわるアニメーションをリピートして見せるもの。
飛行機から俯瞰した田園、車の運転席から見たトンネル内、郊外の風景。

または夜の漁港、ハイウェイの固定視点。
スムースに繰り返す様子は見ていて飽きません。

点や線、図形を多用しているのになんのシチュエーションなのかわかる、
と言う 「親切さ」までは失っていないミニマリズムは彼ならではですね。




と、語彙が無いのにあれこれ説明しようとしてもどだいムリなので
可能であれば足を運んでみてください。
(丸投げ)
入場は無料です。

どうやら購入もできるみたいですよ。
値段は推して知るべし、て感じでしょうけれど。




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BLURだけじゃなくてトムのおじじも描いていたりして。
今のおじじも描いてもらいたい…


僕、
イラストレーターの白根ゆたんぽさんの絵好きなんですが
絶対に影響されていると思うんだな。

ゆたんぽさんの絵には よりなんていうか肉感っていうか、ナマっぽさがあるけれど。
ZINE欲しいな…




やあしかし
都内はフリーで美術に触れる機会がたくさんあっていいな〜



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by tspacemen | 2016-11-15 23:56 | art | Comments(0)

Larry Clark 「TOKYO 100」展

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まぁいかないわけないでしょってワケで。


Gallery Target にて9/30まで行われていた
Larry Clark のフォトエキシビション、
「TOKYO 100」


会場中央の木箱にドッサリとプリントが積まれていて、
それらを直に手にとって見ることができるという本企画。

“KIDS” や “Wassup Rockers” など、映画撮影時期のオフショットや、
Supremeのヌードグラビアのお蔵入りになったものなど
1000?2000?もっと?
とにかくとんでもない数。




会期2日目の朝一から行きましたが
オープン30分で入場待ちが出る盛況ぶり。
早起きして良かったわー!

それもそのはず、この企画は
それら写真を購入することができるのです。
(1枚15000円)


僕も退出の
(あまりにみんな熱心に眺めるので 人がまったく循環せず、
「すみませんがあと5分で退室お願いします」の声)
ギリギリまで悩んでこの一枚を。


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KIDSの公園のシーンですね。
キャスパーの笑顔…

家宝にします。


退色が怖くて飾れませんが、飾りたい。
なにか良い方法はないものか。

そんなの気にする方が野暮?


1枚目の画像はサイン型のスタンプです。




「ハッピーに死ぬためのお返し」

とは本人の談ですが、
50超えてスケート始めて、
60超えてなお刺激的でショッキングな作品を撮り続けているラリー・クラーク。

これはらしからぬ発言。


来年公開の映画があったような気もするし
(最近もの調べるのがおっくう…)
まだまだ “年老いたキッズ” として
キッズを卒業できない / したくない者の胸を高鳴らせてもらいたいものです。


て言うか会場にレオいたよな⁉︎
レオ・フィッツパトリック。KIDSでテリーを演じてたあの…
あれ絶対レオだよな⁉︎




ささ、
仕事も大きな山を越え ひとまずストレスが軽減されたので、転職活動。



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by tspacemen | 2016-10-06 08:57 | art | Comments(0)

大妖怪展 @江戸東京博物館

いつもは閑散としている駅近くの川沿いに人だかりが出来ていて

「水死体でも上がったか…?
あるいはドラマの撮影?」

とか思ったらどうやら違う。
みんなスマホの画面を眺めてる。


焼き鳥屋で店員さんに聞いてみたら
ポケモンゴーのスポットだがなんだかがいっぱいあるんだって。
駅もバトルの場になってるとか…

配信翌日でこれは凄いね。
さっすが任天堂。


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さて日曜日は両国へ。

以前一度展示会で降りたっきりで ほとんど初めての土地です。

駅から見えるあそこへ。


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デ、デカい。

江戸東京博物館。
8月いっぱいまでやっている


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バオーン、大妖怪展へ。

古今東西の妖怪画、幽霊画から
ルーツとしての土偶・妖怪ウォッチまで。




チケットを購入する時点で薄々気が付いてはいましたが、
入場者が多すぎて全然ゆったりなんか見られません。

一つの展示から次の展示に移るのに5分とか、10分とか
全然ザラ。


僕のように心の狭い人間は
割り込みや 無理に押されたりされる事が気になって気になって仕方がなく
あんまし展示に集中出来ませんでした。

内容は良かっただけに残念。


入場前にすれ違った親子連れの子供たちが一様にグッタリしていたのは
ジバニャン成分が少なかったからではなかったのね…




教訓や願いと共に古くから我々日本人のそばにいた妖怪たち。

重要文化財、有名な作品からそうでないものまで
おどろおどろしい姿、ほっこり系からヘンテコなヤツ
人の少なそうな日時を選べば楽しんで見られるかと思います。


夏のご予定にぜひ。




ところで件のポケモン、
ゲームは全くやらなくなってしまったし
歩きスマホが仕草としてあんましアレなので 僕はやらなさそう。

夜道に画面に釘付けになってふらふらしている姿って、
結構もののけだよな…


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by tspacemen | 2016-07-24 23:09 | art | Comments(0)

Ryan Mcginley “Body Loud”展 @オペラシティアートギャラリー

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やっと行けた。


そしてまた絶対行く。




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新宿のオペラシティ、アートギャラリーで開催中の
ライアン・マッギンレーの「ボディ・ラウド!」


ヒカリエでの展示以来の個展です。




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センシティブな光の捉え方と、
現像前にフィルムを感光させているのか?
と思えるようなドラマティックな色彩。

誰しも必ず持っている 個性の美しさ。


人間讃歌
と呼べるような 多幸感に満ちた作風が本当に素敵。

最近の作品ではよりシンプルに、そこに強くフォーカスされているように思います。


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技術的な部分へは僕は何も言えませんけれども
みずみずしい若さを切り取らせたら 彼ほどにセンシティブな写真家はいないと思う。


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ロケーションも毎回素晴らしい。

同じ世界に こんな美しい風景があるのかと。


あの世があるなら
彼の切り取る世界のようであってほしい。


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かと思えば、
リアルな自然の中の人間

を表現し出した近年。


自然の偉大さ (NHKっぽい言い回し) に対して
人間はいかに小さいか

しかしどれだけ逞しいか。


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なんとなく水木しげる。


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僕の好きな写真家の多くに共通して言えますが
彼もまた “共犯者” としてそこにおり、
同じ体験をしているように思える。


写真家 / 被写体
の垣根の無い目線で捉えた瞬間だから
自分にもある風景として納得できるし、共感できる。




壁一面のポートレイトは
どんな人種 / 性別 / 年齢 / 嗜好 の人にでも
無条件に美しさはありえる。

と強く肯定されているような気がしました。

(これには彼が セクシャルマイノリティであることが強く影響しているかもしれません。)


僕は自分の容姿に納得してはいないけれども
何よりその気持ちが
僕にもある (かも知れない) 魅力を潰してしまっているのだよ、と
笑いながら、肩に手をかけて諭されるような…




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夭逝したダッシュ・スノウ、
今やビッグネームとなったダン・コーレン。

親友 (らしい) 2人の写真が 会場入ってすぐに展示されているところに
ライアン・マッギンレーの人柄を感じた気がした。








ヌードが多いので、
そこに抵抗感がある方には難しいかも知れませんが
そうでなければ この展示に必ず背中を押してもらえることと思います。




金子みすゞの有名な詩の一節に

「みんなちがって みんないい」

というのがあります。


まさしく彼は
その様な目で世界を見ているのでは無いかな。


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by tspacemen | 2016-06-25 23:45 | art | Comments(0)

Charles Fréger「YÔKAÏNOSHIMA」展

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そうそう、先週の土曜日はギンザのエルメスで開催中の
写真家シャルル・フレジェの「YÔKAÏNOSHIMA」展に行って来ました。


何でもこの方は民族衣装、儀式衣装などに強い関心をもって撮り続けているのだそうで、
なるほど数年前に発表された
ヨーロッパの祭りの衣装を追った「WILDER MANN」は
どこかで見た事あるな、と思っていたら そうそう
AMAZONのカートに入りっ放し…残り一点じゃん!!




で、
今回の「妖怪の島」

日本各地の祭りの衣装を撮り貯めたもので

あはは、コレ見た事ある〜な装いから
スゲー事になってんな〜なもの
え?これ日本??東南アジアとかじゃなくて???なブッ飛び系まで

自国の彼の地に存在するはずなのに知らなかった異系の数々が新鮮な驚きを与えてくれます。
十分すぎるほどエスニックな国だったんだな〜ここ。


派手な色彩や誇張されたデザインには単純に目を引かれるし
(まんまアントワープ王立芸術アカデミーの生徒の作品みたいなものも)
タイトルとなっている、妖怪のモチーフになっている事はもちろん
現代のキャラクターへ通ずる部分が伺えて面白い。

シェイプがグッと来るものや
ファッションとしてサイズバランスをそのまま取り入れてみたい、と思えるものもあって
多角的に楽しめました。


あと、写真の事は全然詳しくないけれど、
この人のまじめで丁寧な焦点の合わせ方で切り取られると断然美しく見えますね。

本当に神の化身みたいだ。




そう言った濃いい伝統は
国の中央から離れた土地にほど多く残っているようで
逆に言うと統一された文化の中では独自性はどうしても失われやすいのかな〜とか思ったり。


たまたまフレジェさんが行かなかっただけかも知れませんけれど、
そう言った考えでは山ほど残っていそうな
北海道のものが全く題材として取り上げられていなかった事に気がついた瞬間
一種戦慄が走った様な。

歴史的に言えば侵略して征服した訳ですからね…
あ、でも沖縄もそうか?考え過ぎ?

沖縄はショートパンツが衣装から覗いちゃっていたり
なんやかやゆる〜い雰囲気があって、それが何とも言えずキュートでした。


何を願う祭りで、
それぞれがどのような役柄で、どんな物語なのか?
を想像するのも楽しい。
実際に見に行ってみたいな。




前述のWILDER MANNシリーズも一部展示されていて
そこはやはりヨーロッパ、ホンモンの毛皮や骨で動物を表現しちゃっている辺り

「さすが生粋の肉食文化!狩猟民族!ベルセルク!」

と思いますが
衣装 (意匠) の方向性にはこちらと通ずるものがあるようで
人々のプリミティブな願いには大差ないのかなー
とか安直に思ってしまったり。




本展は5/15まで開催中。

銀座に足を運ばれた際にはぜひどうぞ。


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by tspacemen | 2016-03-11 00:56 | art | Comments(0)

CONTAXとでかけよう

土曜日は駆け込みで東京芸術劇場にて開催していた
森山大道の「Daido Moriyama Photo Exhibition」へ。


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重厚で、ひりひりと焼け付くような焦燥感を感じさせるモノクロームの作品は
何度見ても圧倒的。

引き伸ばされてモアレの現れた大判は
粗さが肌や金属などのテクスチャーを、
光や影などの現象を過剰に増幅し 圧倒的な訴求力が。


カラーのシリーズは打って変わって
ペラペラでチープな印象。

普段自分が目にしている色彩の方が日常感が無い、っていう
すごく不思議な感覚。


しかし彼の作品は感情を全く感じさせませんね。
愛情とか、喜びとか悲しみとか。

強いて言えば 好奇心 だけは窺い知れるかな…




写真として切り取られた、と言うかもはや 無理矢理に時間から
“断絶された”
ような情景。

瞬間のエネルギー、それが出口も無く漂い続けている。




大判の「三沢の犬」の禍々しさは思わず身震いするほど。

それが転写されたフィギュアが会場の端からこちらをにらんでいましたが、
めっちゃカワイかった…どこかで売っていないかな……


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場所を移して代官山。
ヒルサイドテラスにて開催中の 若木信吾「表面」展。

エントランスには祝いの花が届いていましたが
なんて言うか、それぞれ性格でていますよね。多分。


今回はブツ取りに焦点を当てた作品が中心となっており、
個人的にはどう言う目で見たら良いか、苦手な内容ではあるのですが
エグルストンの自宅や、ブゴウスキーの墓などの一部を除いて、


「つるつるしているな」

「ざらざらしてそうだな」

「すきとおっているな」


なんつう
小学生でも もっとちゃんと何か言えそうな感想しか浮かばなかった僕は
アートに触れるだけ時間の無駄。


途中は“英ちゃん 弘ちゃん”シリーズの展示となっており、
(僕はこのシリーズを知らなかったのですが)
まさしく地元に帰って 久しぶりの友達に会うあの雰囲気そのままで
家の前の砂利の感じ、ひび割れ 端の崩れたアスファルトのあぜ道
キワキワの服装に、昔と変わらぬ部屋の模様、
いくつになってもそっくりなお母さん (むしろ、年をくってより似て来たのかも) …


当然、僕は若木さんの目線をお借りているだけの赤の他人ですが
二人の屈託の無い笑顔が愛おしすぎて
長い時間を経た穏やかな友情が想像できて
胸がキューってなって泣きそうになりました。

困られるでしょうけれど、抱きしめたい。


この写真集は絶対買おう。




もう一つ見たい展示もあったのですがタイムオーバー。
今週末の楽しみに。




最近
iPhoneでいいやってなってしまっているけど、カメラをもっと持ち歩こう。
溜まりにたまったフィルムを現像しよう。
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by tspacemen | 2016-02-22 23:28 | art | Comments(0)

ブラジルから東京

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先週末、ワタリウム美術館で開催中の「リナ・ボ・バルディ展 -ブラジルが最も愛した建築家-」 に行ってきました。




ブラジルでの生活の中心であった“ガラスの家”
世界で最も人の訪れる美術館のひとつ“サンパウロ美術館”
廃工場を利用した“SESCポンペイア文化センター”
など有名な建築が 模型とともに、ドローイングや映像で紹介されています。


ガラスや、幾何学的な構造などを取り入れた 非常に美しいデザインは実際、
人がどのように動くか?生活するか?を第一に考えられており
モダンな見かけ以上に配慮がなされている。


また自然との調和も素晴らしく
緑を望む大きな窓や 壁面への植え付けなど
植物が視界に入るように積極的に取り入れられていて
にわかグリーン好きとしては、自分の居住空間もこうでありたいな と思ったり。

どのような植物がそこで育てられていたか、
実際館内に展示されていましたが
かなりの時間そこで葉っぱをナデナデして過ごしたのはナイショ。

タンク・ブロメリアってあんなに増えるんだ…


山の斜面や町の傾斜、工場の建屋など
そのままの形で建築に活かしているのも印象的でした。

日本だったらまず真っさらにしてしまう事が多いように思います。




人が人らしく、
またはその場所に訪れた人がどのように過ごして欲しいか と
自分の“作品”としてでは無く、
不特定多数の誰かたち がより良い時間を過ごせるように、と考えられて形作られた建造物たち。


リナ・ボ・バルディの優しさが垣間見えるとともに
“仕事はかくあるべき”
と言う姿勢を見せつけられた感もあります。

(そしておでんが食べたくなった)




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…のち
中学生の遠足だか修学旅行だか以来の東京タワーへ。

大人の遠足シリーズその①。
今年は東京を知ろう。


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大展望台からの眺めも既に凄くて興奮しましたが
特別展望台はさらに凄いんだろうきみ。


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全然違う。一望感がハンパないです。
東京ってどこまでも街の明かりが続いていて ほんと大きいんだな…

ここに来るまでトータル1600円の価値があるかは微妙ですが
けっこう感動。




もちろん “夜景にはカップルが群がる” ルールがちゃんと適応されていますから
1人、または同性同士で行く場合は強い心が必要です。

ふと「俺は何をしているんだ」と思ってしまいそうになりますが
そこは夜景の美しさに意識を集中させてお楽しみ下さい。




最近週末が充実しているなー。


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by tspacemen | 2016-01-17 15:29 | art | Comments(0)