dip - Love To Sleep

ただ好き

とか、

何と無く嫌い


とかじゃ無しに、
自分の好みに対して

どうしてそれが嫌いなの?

なんでこんなものが好きなの?


と考えるのが楽しかったりもします。


そうして見つけた好みの一つ、
これは特にメジャーなアーティストに目立って見られる傾向の様に思うのですが


「歌声がナルシスティック」


これがダメ。


かなり感覚的になるので何の事やらと思われるかもしれませんが、
極私的ナルシスティック・ボーカリストとしましては


ブレット・アンダーソン
(ご存知 元スウェード。サマソニでの再結成を見て決定的に確信した)


河村隆一
(ご存知 元ルナシー。かーちゃんが実家で流していて決定的に確信した)


みたいな、
なんかこう…


ネチョっとした歌い方の事を僕は指しています。
(ファンの皆様には本当に申し訳ないですが…)




上記のお二人は(個人的に)その最たる例としても、
どうも日本のボーカリストにはこの傾向が強い様に思えて、
ムズムズしてしまって聴き込むに至らない。




で、
週末にCDを買ってきた
日本のシューゲイザー、サイケデリック・オルタナの草分け的存在
dipのボーカル、ヤマジカズヒデにも少なからずそう言う歌い方は見られるのですが
何でか聞けなく無い。

何故か。




多分
“抜群の歌唱力”
みたいな謳い文句がつく程に 歌い上げるタイプでは無い事と、
ストレートなバンドサウンドでは無く、
一般的に言えば どこか奇妙で風変わりなスタイルのサウンドの中にあって

毒を持って毒を制す

じゃないけれど、
そう言った音楽との親和性が高かったからじゃ無いかと思ってる。


ま、素直に
好きなバンドです。ディップ。




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買ったのは初めて聞いた彼らのアルバム「I'll」に続く
「Love To Sleep」

ジャケット良いです。


さてその内容からは
ヴェルヴェッツのカオティックなインプロ
ティーンエイジ・ファンクラブのヒネたポップに
ペイヴメントのローファイさが散見される。

シューゲイズなアプローチはよりオルタナ寄りな、
スウァーヴドライバーの様なラウドさを持っています。
#4にその様子は顕著。

90年代の虚空を切り取った様なバラードには何とも時代を感じますが、
同時に感傷的にならなくも無い。
そんな和製ネオアコ・ナンバーも。
(その後半のノイズとクリーンなギターの重なりには図らずしも胸にグッと来た)


前作よりもキャッチーさの抜けた
本人達の趣味に近い作品なんじゃないのかな。




やっぱりボーカルはどちらかと言えば嫌いな部類の歌い方ですが
でもそれがこの楽曲にはまた良いのかも、と少し思ったりもしました。




ところでスウェードにチラッと触れましたが、
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同じくブリット・ポップのバンド、パルプのジャーヴィス・コッカー。

かっこいい。
こんな親父になりたいものです。

現時点でデコの辺りだけには可能性がある気がします。




辛いです。




彼の様に
ラペルドジャケットやスクエアなアイウェアと言った
自身のアイコン的なスタイルを持つのって憧れる。

でもあれもこれも着たい、欲しいっていうジレンマ。
いずれ好みが一点に収束して行って
僕にもスタイル(らしきもの)が生まれるのでしょうか?




まあ…


パルプ聴いた事、無いんですけど……




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by tspacemen | 2014-04-22 01:51 | music | Comments(0)
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