社畜なんて言葉があるのか

月頭にここを訪れる人が異様に多いのは何なのだろう…


金曜日だろうが何だろうが仕事は待っちゃくれません。
前職では存分に楽しんでいたはずの
華の金曜日
なんて感覚は忘れかけております。

そんな夜は部屋で一人テンションを上げて行きましょう。
後で猛烈な孤独感に苛まれる事、うけあい!



キンキンに冷えたビール(もとい糖質ゼロの第三の…)
つまみ(昨晩作ったきんぴらごぼう…)に
BGMはアメリカのサイケデリック / ハードロックバンド、
Blue Cheerの1stアルバム
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「Vincebus Eruptum」を。
(冬なのにSummertime Blues…)
ああなんだか、
なんだか早くも虚無感に見舞われて来ましたよ!泣




ブルーチアーはシスコ出身のバンドで
結成は1968年。
ハードなブルースロックにディストーションを効かせた、
現在のメタルの始祖の一つにも数えられるバンド。
ノイジーでパワフルなサウンドは
多分にアシッドな成分を含んでおります。
ギターソロのピロピロ具合やベースとのユニゾン、
何故かロン毛が浮かぶ、そして実際ロン毛なヴォーカル
かっけえ。


この時期のバンドはガレージ、プログレ、ハードのそれを問わず
サイケデリック感に溢れていて堪りません。


因みにバンド名のブルーチアーとは
グレイトフルデッドの最大の後援者であり、
LSDの製造者であったアウズリー・スタンリーの開発した、
すこぶる純度の高いそれの呼び名から取られたとか。
青いシートに染み込まされていた事から
青い歓喜、と。



ex Spacemen 3のソニック・ブームが
続くSpectrumで発表した
「Songs For Owsley」EP
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は、
まさしくアウズリー・スタンリーに捧げられたものなのでは無いか…と推測。
彼も好きですから。

これはさらに余談。




このバンドは
現代のハードロック/ヘヴィメタル好きにはスカスカ過ぎ、

サイケデリックロック好きには酩酊感あるいは覚醒感が弱く、

ガレージ好きにはスピードが甘く、

パンク好きには技巧的過ぎると
なんとも同年代にはオススメし辛い物がありますが
僕はかなり好きです。

オーセンティックなギターリフもよく使われているので
一通り曲を覚えたら結構いろいろと使えそうですね。
(よし覚えよう)
アーミングがエグいので中々に難しいですけど…
(よし諦めた)




極度の金欠により服は勿論のこと
CDも買えていませんが、
お陰様で今ではあまり聞かなくなった作品の再評価が僕の中で進んでおります。
同時に遊びにもあまり行けて居ないので
ギターの腕前がメキメキと上達。






…なんか悲しくなってきちゃった。


Blue Cheer / Summertime Blues

エディ・コクランやザ・フーで有名なサマータイムブルース。

Spectrum / Owsley

件の、スペクトラムのアウズリー。




皆様、良い週末をお過ごし下さい。
by tspacemen | 2013-11-01 23:25 | music | Comments(0)

雑記

by 鈴木 健郎